「浅川の花火」開催!
青年会主催による浅川の花火が、8月16日(水)に打ち上げられました。
残念ながら花火日和とはなりませんでしたが、無事に約3,300発の花火が夜空に打ち上がりました。
当日は午前9時から、この地で起こった一揆騒動の犠牲者や過去の戦没者、東日本大震災での犠牲者を供養し、浅川の花火の安全を祈願する「神仏混合慰霊祭」が行われました。
祭文を読む荒町青年会石塚圭一会長
慰霊祭で花火を打ち上げる青年会
また、浅川の花火開催に向け、町内各地で準備が進められます。
花火師による打ち上げ準備
打ち上げ現場に並ぶ二尺玉の筒
消防団による城山放水
大からくりも最後の仕上げです。
午後5時30分からは、本町西裏地内において、大からくりの出発式が行われました。
伝統を受け継ぐ両町青年会
両町青年会をサポートする町消防団
青年会が花火を打ち上げ、大からくりが出発します。
全長約15m、重さ約300kgもある大からくりは、両町青年会、町消防団により、町内を練り歩きながら打ち上げ現場まで運ばれます。
沿道で見守り、応援してくれる方々
応援に応えるように、大からくりを高く持ち上げる青年会
大からくりは、打ち上げ現場まで運ばれると、力を合わせて立てられます。
雨の影響のため、開始を予定していた午後7時より早い時刻に浅川の花火が始まりました。
須藤町長の点火式により打ち上げが開始されます。
大小様々な花火が打ち上がり、夜空を彩ります。
終盤には、アナウンスとサイレンを合図に会場にいる関係者、来場者全員で黙祷を捧げた後、平成29年浅川の慰霊花火「十六夜の蝉折〜月待の祈り〜」が打ち上げられ、夏の夜空に祈りを届けました。
最後には、伝統ある浅川の花火「大地雷火」が打ち上げられ、今年の浅川の花火大会は幕を閉じました。
雨が降り続き、終盤の花火はほとんど見えなくなってしまいましたが、無事にすべての花火を空に届けることができました。今年の花火は空の上の皆さんのほうがよく見えたのではないでしょうか。
浅川の花火は、亡くなった方を供養、慰霊することを目的としています。
毎年送り盆の16日、帰ってきた先祖の霊と、新たに向かう故人のご冥福を祈り、浅川の花火は打ち上げられています。
最後に、浅川の花火は、石川警察署や町消防団をはじめ、関係団体やボランティア団体、その他多くの皆さまのご協力、ご協賛のもとに打ち上げられました。また、花火終了後、自主的にゴミ拾いをしてくださった方々がいらっしゃいました。
皆さまのご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。